ジャストシステム・使えないATOKと書への無知

2011.8.27
荒井柊雲*ハンドルネームSyuun ABC @ 23:34:21 雑語 | 暮らし » 一般
ジャストシステム・使えないATOKと書への無知

ここのところパソコンや世情のことばかりで、書に関してあまりエントリーしていない。
パソコンの記事というのは、簡単に書いているようで最低2日は掛かっての大仕事である。
そんな感じでと言うより、種々事情があって毎日書道展の席上揮毫のYouTube動画に関するお礼の返事も出せずと散々な毎日というわけ。
連絡を頂いた揮毫の先生には、フルハイビジョン映像のDVDにして返答したいと思っている。しばらくのご容赦を‥
‥‥と言いながら今日は夕方からパソコン組み立てに終始。それはパソコンの部品を購入して1週間以内に組み立てないとマズイという理由だけである。
そして、初めて使うパソコンケース(いつもそうだけど)に戸惑ってしまったなど妙なトラブルもあって予想より多少時間が掛かった。詳細は後日。

表題の「ジャストシステム」。ジャストシステムと言えば例の「一太郎」シリーズで有名な会社である。
ここで最近「書」に関して妙なことを始めたというの表面化したのが今年の2月に発売された「一太郎2011 創」。
「一太郎2011 創」のロゴに使われたのが例の手島右卿賞に輝く大女流書家。このロゴを見ると、書を少しでも習ったことがある人は、弘法大師の飛白体はそんな風に書かないと言うことぐらい直ぐに分かると言う代物。
以前エントリーで指摘して置いた件・「手島右卿賞」をもらうきっかけになった「龍馬伝」の「馬」の文字の書き順が間違っていた小学生レベル、公募展なら落選の作品を見抜けなかった審査員というおまけも付いた。

手島右卿賞審査員は100%目は節穴だった龍馬伝の「馬」の馬脚
http://pub.ne.jp/Indianinkworld/?entry_id=3556932
こんな風にジャストシステムの「書」に関するレベルの低さ、認識不足というのが表面に出たものである。
http://pub.ne.jp/Indianinkworld/?entry_id=3037546
実は、最近ジャストシステムで「バラエティフォントスーパーパック・うどよしRフォント icon」と言うものを投げ売りしている。
「希望小売価格(77,520円)の【87%OFF】の【9,980円】にてご提供中です。」
この中身とは何かと言えば、
「当商品は、『あっぱれフォント』や『うどよしフォント』などの 人気書体をはじめ『手書き屋本舗 竹シリーズvol.1』など、実用書体を5本セットにした限定販売商品です。」 と言う説明である。
その参考例を見てみると「ウエ‥」と反吐が出そうな素人の文字ばかり。こんな文字を使ったら、使った人間性を疑われるのではと言う代物だ。

これがジャストシステムの説明
◎以下の人気書体の5本セットです。
  ・豪快で自由奔放な迫力ある雰囲気「あっぱれフォントRタイプ」
  ・書家の味わいそのままにデザイン性も「うどよしRフォント」
  ・ビジネスシーンで使う個性的書体多数「手書き屋本舗 ビジネスパック」
  ・有名フォントデザイナー書き起こし「手書き屋本舗 竹シリーズ Vol.1」
  ・優雅で繊細なタッチの筆文字「優美書体10書体パック」

 ◎全部で72書体使えます。1書体あたり138円でお買い得です。

文字というのは、何と言っても品がなければならない。下手でも品があれば「ヘタウマ」に見える。
しかし、品がない文字というのはどんなことをしても下劣にしか見えない。
普通、書家は筆文字を見て、「書家」が書いたのか、「文字が上手い器用な人」が書いたのかは一目で分かる。
少なくともこのフォントは素人が書いたと言うのは書家でなくとも分かるものである。
分からないのはジャストシステムの担当者というワケか。

そして、このジャストシステムの日本語変換ソフトのATOK。
最近の改悪というのは目に余るもので、ほとんど少し難しい文字は文字変換されなくなった。しかも、変換候補を探しても見つからない。
その上、5年前くらいに第4水準の文字をほとんど消してしまった。
だから、古いATOKだと文字を作らなくても良かったのが、今では昔の通りである。
こんなものなら、もう新しい一太郎もATOKも必要なくなる時期もくるかもしれない。
何と言っても無料の日本語変換ソフトが出てくるくらいだから独自性の無いものは必要ないというものだ。